ミラーニューロン…脳の神経細胞の働きによって無意識に学びとる。

           無意識に。(2回目ね!)

ミラーニューロンは、ものまね脳・共感脳と言われていて、摸倣・見よう見真似・猿真似をする仕組みです。          

さて!何を学びとるのか?      

  • 物事に対する姿勢      
  • 人との関わり方  
  • 生き方そのもの

親の持つこれらのパターンを言語ではなく、行動から学びとるのです。

はい。では、いきますよ~。

ちゃんと!しつけているのに・・・口を酸っぱくして伝えているのに・・・
何度言ってもわからないのは、どうしてなんだろう?

    
そう、思った瞬間があるおかあさん、おとうさん!
(は~い!かつてのわたしです)
    
親が、どんなに言葉巧みに

”それらしく” ”ごもっとも” な事を言っていたとしても!
子どもが受け取っているのは?
親が何をどうしているか?を学びとっているということなのです。
親が、物事に対して

  • どう取り組んでいるのか?
  • どう対応しているのか?

真剣に、誠実に、前向きに、大切そうに、大事そうに、
恐れず、楽しそうに、嬉しそうに、幸せそうに。
はたまた、
適当に、あしらう、流す、処理する、逃げる、
誤魔化す、辛そうに、面倒くさそうに、苦しそうに。

ここでいう物事に対してとは、家庭内でのことに限らず、

家以外の外の世界でのことも含めてどうしているのか?

人との関わり方とは、子どもに対してという単純な話ではなく、

パートナーや他の家族に対してや、家族以外に接する時を含めて。

どんな風に関わっているのか?

ただただ見て、学びとっているのです。(全吸収!)

この仕組みで考えると、子どもに現れたように見える問題が、

実は親自身が持つコミュニケーションの癖や、

コミュニケーションパターンが子どもに現れたと考えられるのです。

言い変えると、子どもに現れた問題は、親側が抱えている課題であって

子どもが解決する必要はなく、本来、親自信が解決するものなのです。

この場合に、子どもの問題を解決しようとすると?

しつけなくちゃ!と正しさを纏ってさもあらん。

発する言葉に秘められて伝わる非言語メッセージは子どもにとっては結構キツイ。

あなたはダメな子!
あなたが間違ってる!
あなたが悪い!

    
子どもを正そう、直そう、変えようと必死で躍起になって働きかけているわけだけど。

自分(親)が抱える課題を子どもは見せてくれているのだけれど。

その課題を自分で解決しないで、子どもには解決させることができるのでしょうか?

みなさんは、自己責任ってどこにあると思いますか?

自己責任の本質はここにあるとわたしは思っています。

  • 自分の発達課題に責任を持つ
  • 自分の感情に責任を持つ

もう一度書きますね。

子どもは、ただただ見て吸収しています。

親が変わると自然に変わっていきます。

どんな姿を見せますか?

ただ、子どもを変えたくて自分を変えようとすると上手くいきません。本当の意味で自分が課題をクリアして精神的成長を遂げていきたいかどうか?見つめる必要が出てきます。

親や夫婦として家族内の役目を果たせているのか?

この問いは、子どもの心を育むためにとても大切な関係の在り方です。

また別に書こうと思いますが、親子の役割逆転して親の感情のお世話を

子どもが担うことは珍しいことではありません。

無意識に夫の母親役を妻が担う、その逆パターンもしかり。

これらの課題と向き合うことを避けて通るということは、

子どもの心を蝕んでしまうことにつながっています。

父であれ母であれ、妻であれ夫であれ。

誰しも、生まれながらに育む能力という”資質”が備わっているわけではないから。

子育ては親育ちであり、 子育ちで親育てでもあると言えるのでしょう。

育む能力は子とともに成長させてゆく。そうして、親になってゆく。

そう、考え方大前提や視点を変えてみると、親として。とか、親なんだから。

といった力みが緩みませんか?

無意識に子どもを支配をしたり、コントロールをしたりといった

歪んだコミュニケーションの形からの出口に風穴が開くように思います。

親のこころにひと回りおおきくなった、ゆとりのスペースが生まれると思います。

これは、親としての能力というより、本来は今まで遣ってこなかった部分の脳を

活性化させ、高めるのは脳力なのだと思います。

長くなりましたので、
支配を受け入れる感覚を取り除くことの重要性
ノンバーバルコミュニケーション・メラビアンの法則
コミュニケーションにおける影響 言語1:非言語9
感情と態度の矛盾
発言と本音の矛盾

この辺りについては、ブログで綴っていこうと思います。